炎が見える暖房器具のペレットストーブや薪ストーブは、エアコンや石油ファンヒーターなどに比べると温度調整というものは難しいかもしれません。
ペレットストーブに関しては、機種によって温度設定ができる機種もあるので、ここでは温度設定ができない機種についてふれていきたいと思います。
ペレットストーブと薪ストーブに共通する特徴
エアコンのように空気を暖めたり、石油、電気ストーブのようなジリジリ感もなく、輻射熱で体の芯から暖めます。
その為、他の暖房器具のように消火してもすぐに冷えてしまうのではなく、暖かさが残ります。
火力調整について
薪ストーブは、住宅全体を暖める全館暖房の概念で作られているため、特に中型から大型機種は住宅1棟をまかなえるほどの暖房能力を持っています。
ペレットストーブは火力調整のダイヤルがついているものが多く、炎を直観的にコントロールできるようになっています。
ペレットの量や送風ファンの強さを変えることで温度調整が可能ですが、火力が強いので寒冷地の暖房に向いている反面、微妙な火力調整は苦手です。
消火について
薪ストーブは自然に火が消えるのを待つ自然消火で火が消えるのに1~2時間、完全消火に5~6時間くらかかります。
また、薪ストーブの特性上、本体を急激に冷たくすることはできません。
その為、朝になってもほんのりと暖かさが続いている場合があります。
ペレットストーブは停止スイッチを押しての消火になります。機種によりますが、5分~10分程度で火が消えます。
火が消えても排気ファンは30分~1時間程度動いていて、排気ガスを外に出したり、ストーブ本体の温度を下げています、本体が冷却されると自動停止します。
まとめ
微妙な火力調整が難しい薪ストーブやペレットストーブは、部屋全体を十分に暖めてから消火等を行うことで、輻射熱の暖かさが残ります。
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