スイッチひとつで簡単に使えるペレットストーブですが、木を燃料としているため、ストーブを使ったあとの燃焼室には灰が残り、燃料タンクの底にも少しずつペレット燃料の粉がたまっていきます。
末永くトラブルなしに使い続けるためには、日々のメンテナンスは欠かせません!では、具体的にはなにをすればいいのか?今日はシーズン中のお掃除について、写真でご紹介します(^O^)
燃焼ポット 毎日
灰やクリンカ(灰が溶けて固まったサクサクした塊)がポットの穴を塞ぐと空気が取り込めずに不完全燃焼を起こしてしまいます。
燃焼ポット(内側)の穴が灰で詰まっている場合にはブラシ等を使ってきれいに取り除きます。毛先の広がってしまった歯ブラシがオススメです。
燃焼ポット受け、着火ヒーター周りもあわせてきれいにします。掃除が終わったら元の位置に戻します。
窓ガラス 毎日
窓についたススを濡れ雑巾などで拭き取ります。ススや灰が落ちにくいときは、濡れ雑巾に燃焼灰をつけたり、市販のガラスクリーナー(薪ストーブ用)を使うときれいに落ちます。水気が残っているときは乾いた雑巾などで拭き取ります。
消火直後のガラス面の温度が高い時に行うと、ガラスにヒビが入ったり、割れたりすることがありますので、必ずガラスが冷えた状態で行います。
灰の除去 2~4日に1回程度
扉を開け、内部の灰を灰受けに落とします。燃焼ポットを上に引き上げて外します。機種によっては、電源スイッチを「入」にして排気ファンを回すことにより、ススや灰が室内に飛散するのを防ぐことができます。
灰用掃除機や集塵機(乾湿両用掃除機)を使うとお掃除に必要な時間がグッと短くなります。掃除機を使って掃除する場合には、完全に火種がなくなっていることを確認してから行うようにします。消火直後は、火種を吸い込み火災が発生する恐れがあるので注意が必要です。
また、フィルターが目詰まりしやすく、数回の使用で故障のおそれがあるので、紙パック式の掃除機や家庭用掃除機の使用はできません。
灰の発生量は、使用時間や燃料の質、燃焼状態によって異なります。
熱交換部 1ヶ月に1回程度
スス落としノブがついているものは前後に動かし掃除します。煙管パイプ内をバネブラシで掃除するタイプの機種もあります。
※メーカー・機種により熱交換部の掃除の仕方は異なります。
燃料タンク 1ヶ月に1回程度
燃料タンク底部分に粉がたまったままの状態で使用すると、ペレット燃料が燃焼バーナーへ供給されにくくなり、着火ミス、燃焼不良、火力が大きくならないなどの原因となります。
月に一度は空にして底にたまっている粉を掃除機で吸い取ります。この際に、手や集塵機をペレット送り部分のスパイラルに挟まない(触れない)よう注意が必要です。
炎返し 1ヶ月に1回程度
燃焼室奥の炎返し(機種によっては上部)を外して裏側の灰をきれいに落とします。ススがたまってしまうと、スムーズな燃焼の妨げになります。
電源プラグ・コンセント 1シーズンに1~2回
電源プラグ・コンセントにほこりや汚れがたまると火災の原因となることがありますので、電源プラグをコンセントから抜いて、付着したほこりや汚れを取り除きます。
ちょっと面倒に感じるお掃除ですが、末永くトラブルなしにペレットストーブをお使いいただくためには欠かせません。電化製品のようにスイッチひとつで、というわけにはいきませんが、炎が見える楽しさや暖かさはメンテナンスのことを考えても手に入れる価値は十分にあると思います。寒冷地である長野県では、ペレットストーブが頼もしい冬のパートナーとなること間違いなしです!
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