FF式?FE式?ペレットストーブの仕組みにはこんな違いがあります!

ほとんどのペレットストーブは、ファンを回すことで強制的に気流を起こして給排気を行います。

では、その構造的な違いはどこにあるのでしょうか?

 

ペレットストーブの排気方式は、主に

「FF(強制給排気)式」

「FE(強制排気)式」

「CF(自然通風)式」

の3つのタイプに分けられます。

それぞれの方式については以下の通りです。

 

FF式 強制給排気式

 

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FF式と呼ばれるのが、ストーブに内蔵されたファンを回し強制的に給排気を行う方式です。

燃焼室内を密閉化して空気量を自動的にコントロールするため不完全燃焼が起こりにくいと考えられています。

石油ファンヒーターやガスストーブなどでもよく見られる方式ですね。

主に国産のペレットストーブはFF式を採用しているメーカーが多いです。

 

FF式のペレットストーブ

ウォームアーツ(新潟)

シモタニ(岐阜)

トヨトミ(愛知)

豊実精工(岐阜)

 

FE式 強制排気式

 

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FE式と呼ばれるのが、ファンを回して強制的に排気のみを行う方式です。

室内の空気が燃焼に使われるため外気温が低い時でも安定した着火が得られます。

 

外気温がマイナス以下になるような寒冷地域に適しています。

主に海外製のストーブに多い方式です。

高気密住宅の場合には、別に給気口を設けるなど外気導入が必要な場合もあります。

 

FE式のペレットストーブ

エコティ/西村精工(富山)

エディルカミン(イタリア)

ピアツェッタ(イタリア)

エンバイロ(カナダ)

ディアフィールド/トラビス(ベルギー)

 

CF式 自然通風式

 

一般的な薪ストーブと同じように煙突を高く立ち上げ、上昇気流によるドラフト効果で排気を行う方式です。

 

給気は室内から取り込みます。

長さ3~4m以上の煙突が必要となります。

 

ファンなどの電気部品を使っていないので電気を必要とせず、停電時でも使用でします。

一方で、煙突工事費、メンテナンス費等はほかの排気方式よりも値段が高くなります。

高気密住宅の場合には、別に給気口を設けるなど外気導入が必要な場合もあります。

自然通気式のペレットストーブは薪と兼用のタイプが多いです。

 

自然通気式のペレットストーブ

アキミックス/アンヴィクタ(フランス)

 

FE式、CF式のペレットストーブの場合には、高気密住宅の場合には給気口を別に設けるなどの外気導入が必要な場合があります。

外気導入方法については、いくつかの方法がありますので、設置したい場所や設置条件により検討が必要です。

給排気方式の違いにより、(給)排気管の仕様も変わります。


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