炎の見れる暖房器具として比較される、薪ストーブとペレットストーブ。
暖房効率の面からは薪ストーブを家の中央に配置した方がよい場合がありますが、ペレットストーブの場合はあまりお勧めできません。
その理由を薪ストーブとペレットストーブの暖まり方の特徴などからまとめました。
薪ストーブ・ペレットストーブの暖まり方の特徴
ストーブの暖かさの仕組みとして「輻射熱」と「対流」があります。
輻射熱は薪やペレットを燃焼させたときに発生する熱エネルギーが、ストーブ本体やストーブのガラス面を通じて赤外線として放出。
この放出を輻射といい、人を暖めるだけではなく、家の壁などに留まっていく性質があります。
そのため家の中がポカポカ暖かくなっていくんですね。
対流は、空気の流れを利用した暖房方法で、輻射熱に比べて即効性があり早く均一に暖まるというメリットがあります。
空気は温度の高い場所から湿度の低い場所を流れる性質を使用しているからですね。
薪ストーブは主に暖められる範囲が180度としたら、ペレットストーブは主に前面となります。
薪ストーブも全方位暖められる機種というも、種類によるそう。
中央に設置した場合はどのようになるのか?
部屋の中央にストーブを設置する場合、全方向に放熱する種類の薪ストーブならば最も暖房効率が良い配置といえます。
ただ、中央に配置することで部屋の間取りが崩れてしまったり、部屋の動線が崩れて利便性を損なう可能性が高くなります。
また薪をくべるために、置いておく薪の場所も必要になります。
使用する冬場は良いとしても、夏場は薪ストーブを使用しないのに家の中心に置いてあることになります。
ペレットストーブを中央に置く場合
薪ストーブと違い、コンセントが必要になります。
ペレットストーブは前面が暖かくなるため、後ろ側は完全に無駄なスペースになってしまいます。
そのため、ペレットストーブを中央に配置するというのはお勧めできません(;_;)
壁面・コーナーに設置する場合
壁に背を向けて設置する方法は、前面と左右の180°熱を伝えることができます。
比較的家具のレイアウトや間取りへ、溶け込んでくれるため生活動線を邪魔しないですね。
コーナーの場合は部屋が広く見えます。
見た目的には一番すっきりして見えるレイアウトになります。
間取りを考える際に一番障害が少ない設置場所になります。
まとめ
薪ストーブの場合、暖房効率面から中央に設置することは可能ですが生活動線を考えると難しい場合もあります。
中央に設置する際には、生活動線をよく考えて設置されることをお勧めします。
ペレットストーブは機種により上部と前面を暖める、コンセントが必要という面から、中央ではない方がよいです。
費用面でも壁貫通で済むところを中央設置にすると天井や横引きの配管が必要になるため、壁際の設置をお勧めします。
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